最近、寒暖の差が激しく、風邪を引いていたのですが。この風邪が、なかなか治り切らず、特に、のどの痛みや違和感があり、夜中に咳で起きることも。
調子が悪いなと思っていたところ、先日、兄が帰ってきて、袋に入った『龍角散ののど飴』を貰いました。兄は、普段からのど飴をなめているらしく、封が開いたものでした。
個人的に、ここ数年で龍角散のイメージが変わった気がします。以前は、CMなどで名前ぐらいは聞いたことがある程度だったため、どうしても年配の方 が使うイメージが強くありました。
それが、コロナが流行り出す前あたりか、様々な芸能人の配信を見ていたら、喉の調子が悪いという話になると『龍角散』がよく出てきました。
そんな龍角散の話を聞いているうちに、昔の薬という印象も変わり、以前にも書いたのですが、風邪を引くと粉末の龍角散を口に含むようになりました。

これが、その龍角散なのですが。落としたらしく、左側が少しへこんでいます。
のど飴の方は、粉末ほどではない気がして、どうかなと思っていたんですが。せっかくだからと、実際にのど飴をなめてみたところ、思ったよりも良かったです。
龍角散の効き目は、粉末で知っていたため、ちょっと違った感じから飴ならではの良さがあるのかもしれないと思い、調べたところ、『いしゃまち家庭の医療情報』の『喉が痛い時の5つの対処法と、「のど飴」が効く意外な理由とは』(https://www.ishamachi.com/?p=1338)という記事を見つけました。
のど飴には、水あめが入っているものが多いのですが。この記事によると、水あめは、喉の粘膜の表面に薄い膜を張り、親水性もあることから保湿効果があるとのことです。一方、砂糖には、同じ効果がないらしく、カロリー補給による体力回復とありました。
水あめと近いものだと、ハチミツが思い浮かぶのですが。ハチミツは、水あめのように喉の粘膜保護に加え、殺菌作用や炎症を抑える効果もあります。ただ、殺菌作用については、ハチミツの種類で違いがあります。
のど飴をなめるというのは、のど飴の成分による効果だけではなく、なめることで唾液が出るため、その効果もあると書かれていました。
唾液は、タンパク質や塩分を含み、それが粘膜を保護し、ウイルスの増加や付着を防ぎ、炎症も和らげるという話です。のど飴には、喉にいい成分に加え、唾液の効果もあるとなると、より良いもののように思えてきます。
兄からもらった『龍角散ののどすっきり飴』は、よくあるハッカののど飴のような感じなのですが。のどに何かが絡んでいるような感覚が徐々に収まり、そのスッキリ感もあり、ただの飴とは違うようです。

これに気を良くして、『龍角散ののどすっきり飴120max スティック』も買ってみました。120maxというのは、龍角散のハーブパウダーを20%増量したからのようで、味は、ミルク味です。
ハッカな感じと違い、ミルク味になると生薬のクセが、わずかに残るという感じです。それでも、普通の飴に、大分、近づいてそうです。
個人的な印象なのですが、ミルクにシナモンを入れ、それに、ハッカやメントールを入れれば、こんな味になりそうです。
味に敏感だと、ちょっと変な 飴と思われそうですが。甘さはあるものの、後味に甘さが強く残らないため、くど過ぎない感じです。甘い飴が欲しいのではなく、のどの調子をどうにかしたいため、甘さ控えめの方が、個人的には助かります。

龍角散ののど飴に比べ、『龍角散ダイレクト』も買ってみました。これも、結構、特徴があり、スティックに入った粉末なのですが、そのまま口に入れて飲むというものです。のどに効くため、粉薬のように水と一緒に飲んでしまうと、効果が半減とあります。
ヨーグルトに付いている 砂糖のように、一瞬で溶け、ひんやりしたものを飲み込むという感じです。味は、生薬ですが、特に苦いというものでもなくです。ひんやり感のイメージが強く残ることからも、悪い味ではないです。
飲んだ後、どこを通ったか分かるような スースー感があり、粉末そのものは少なく、一飲みで、この感じが続くのも凄そうです。
飴のように、長々と口に入れるものではないため、そこも便利そうです。やはり、 のどに違和感がある時には、スッキリ感がより強く、絡んでいるものが溶けてなくなったような、そんな感覚は、『龍角散ダイレクト』が強いです。
ここで、気になるのが、成分です。のど飴の『龍角散ののどすっきり飴』と『龍角散ののどすっきり飴120max スティック』は、粉末の龍角散が、そのまま、のど飴になったというものでもないようです。
昔からの龍角散にも使われているものが、入っているものの、全てで はなく。これは、医薬品になるか、のど飴になるかの違いなのかもしれません。
『龍角散ダイレクト』は、医薬品でもあり、もともとの龍角散と同じものを入れつつ、量を大幅に増やした部分もあれば、わずかに減らしたところもあります。
龍角散は、江戸時代には、原型になるものがあったというから、相当、古い薬です。長く続いているということは、それだけいい薬とも言えそうですが、歴史がある分、知らず知らずのうちに、昔の物というイメージが付いてしまうというのも、あるのかもしれません。