早朝、父が、箱ティッシュを抱えて、起きてきました。どうしたのか聞いたところ、寝ながらラジオを聞いていたら、薬を宣伝していて、その話から自分の爪が爪水虫と気づき、その薬を注文しようと思ったそうです。
枕元にティシュ箱があり、寝ながら聞いていたため、慌ててメモしたという話なのですが。どんなものなのか調べるため、父に商品名を聞いたところ、覚えておらず。
ラジオの放送局、時間帯、『爪水虫』というキーワードで調べたのですが、それらしいものが見つかりません。探しているうちに、ロート製薬の『メンソレータム エクシブWきわケアジェル』が出てきました。
父に、『ロート製薬のこれじゃないの?』と聞いたところ、違うらしく。とりあえず、4000円ほどするものが、今だけ1000円弱で購入できるため、試しに一つ電話注文したいとなりました。
電話した時に、注文を受けるオペレータが商品名を伝えたため、『スノーオリジン』と分かりました。父が電話中、私は、ネット検索し、どんなものか調べることに。
すぐに見つかり、効能・効果には、爪水虫とは書かれておらず、『みずむし、いんきんたむし、ぜにたむし』とあります。爪水虫も、水虫だからという話なのか、父が、宣伝を誤解した可能性もありそうです。
父の方は、電話が思いのほか長く、しかも、表情から面倒だなと感じているのが伝わってきます。何を話しているのか、携帯の横で耳を澄ませて聞いてみたら、注文を受けるオペレータから3つ注文するよう強く勧められていました。
何度か父が、試しに一つ注文したいと話すのですが、即効性がないからと言いつつ、3つで注文を譲らず、話が先に進みません。
爪水虫の薬で『即効性がない』と言われると、効き目に疑問を感じるかもしれませんが。もともと、爪水虫は直り難いものです。外用薬だけの治療では、1年間塗り続けても、完治するのは、10数パーセントほどと言われています。
内服薬も合わせれば、治る確率は、大きく上がりそうですが。服用期間が、3ヶ月~半年と長く。水虫のために、薬を飲み続けるというのも、どうかなと個人的に思います。
爪水虫は、皮膚や角質を栄養とする白癬菌が爪に入り込み、爪が白く濁ったり、分厚くなったり、ぼろぼろになったりというものです。父は、結構、進行していて、爪がボロボロの状態です。
ただ、父の場合、ボロボロの状態になるのは、冬の寒い時期だけです。温かくなれば、爪のボロボロが無くなり、普通の爪の状態近くまで戻ります。
これは、血行の良し悪しや爪が伸びるスピードが関係しているのかもしれません。一説によると、爪が伸びるスピードが早ければ、爪水虫が早く良くなるという話まであります。
結局、電話注文の話が進まないため、途中で諦めて切り、ロート製薬の『メンソレータム エクシブWきわケアジェル』を使ってみることにしました。

この薬、爪水虫の治療薬ではなく、爪まわりの水虫治療を念頭に作られたものです。爪水虫に効くとまでは、言えませんが、普通の水虫薬よりは、良さそうな気がします。
父の爪水虫は、爪がボロボロの状態なため、爪が皮膚を覆い切れていないところもあるため、浸透しやすい薬なら、ある程度の効果は期待できるかもしれません。