来月17日にリメイク版が発売予定なのですが、2016年に発売された『アリゾナ・サンシャイン』をプレイしてみました。
個人的には、8年ほど前なため、映像に粗さも感じるものの、他にない明るい楽しさがあり、気楽にプレイできる良さを感じました。独特なノリの軽さがあるため、これを気に入るかどうかで賛否が分かれそうです。
どんなゲームかというと、ゾンビだらけの中、主人公は、ラジオを聞いたことで生存者がいると確信し、ラジオ局を目指して、戦いながら突き進むというものです。日本語に対応していて、日本語音声もあります。
このゲーム、何がいいかなのですが。VRなため、ゾンビが等身大に見え、迫ってくる怖さがある反面、主人公がよくしゃべり、軽いノリにコメディ感もあるため、いい感じで怖さが抑えられています。
主人公は、ゾンビにニックネームを付けて話しかけたりするため、YouTubeのゲーム実況を見る感覚に近く。主人公の明るいキャラクターが、ゾンビだらけでも、孤独な寂しさを感じません。
ゲームとしては、次から次へと新たな武器が手に入り、あちらこちらで弾が入ったマガジンも落ちているため、撃ちまくってゾンビを倒すという感じです。
敵に見つからないよう、隠れたりするステルス的なものではなく、とにかく、派手に撃ちまくって、押し寄せるゾンビと大胆にやり合い、それが楽しく。
大雑把と言えば、大雑把な作りなのですが。クリエイターの遊び心も感じられ、ゲームとしての定番な面白さを押さえつつ、気楽に楽しめる良さがあります。
ゾンビにも、中には、走ってくるものもいるのですが。大半は、こちらを見つけても、動きはゆっくりなため、戦闘自体は難しくないです。
ただ、場所によっては、大量にゾンビが押し寄せ、銃を撃ちながら、後ずさりするようなこともあるため、激しい戦闘の醍醐味もあります。
シリアスな雰囲気が好きで、ゾンビがいる世界で真面目に生き抜くというイメージだと、このゲームは、全然、ノリが違うため、評価が厳しくなりそうです。
個人的には、明るいポップさがあり、これはこれで楽しいゲームと感じました。