先日、粉末の食物繊維を飲むようになり、お通じが良くなったと書いたんですが。病気で落ちた体重が、ある程度、調子が良くなってからも、変わらずキープできていて、これは、食物繊維のお陰かなと感じています。ところが最近、同じ様に使い始めた母が、便秘気味と言い出すようになりました。
食物繊維を多く取ることで、便秘が解消されるという話は、よく耳にするんですが。そんな食物繊維で逆に便秘になるんだろうか、少し調べてみました。
水溶性食物繊維は、水に溶けやすく、保水力を高めることで排便がしやすくなります。不溶性食物繊維は、水分を吸収し、便の量が増え、腸を刺激してぜん動運動を活発にし、お通じが良くなるというものです。
不溶性食物繊維は、健康な人なら、便の量が増えても問題なく排便されるのですが。もともと便秘気味の方の場合、便を押し出すぜん動運動が弱く、そこに便の量が不溶性食物繊維で増えるため、便が大腸内に長くとどまることで硬くなり、便秘になるようです。
不溶性食物繊維を多く含む食品は、キャベツやレタスなどの野菜、穀類、豆類、エリンギキノコ類などです。割合として、不溶性食物繊維が多いという感じで、水溶性食物繊維も含まれています。
ここまでの話から、家族で飲み始めた粉末の食物繊維が、不溶性じゃないかと思われそうですが。飲んでいるのは、消化され難い天然の水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維は、過剰に取り過ぎれば、下痢になることがあると言われていて、便秘にはならないような気がします。
母は、コーヒーを飲んだり、ビールを飲んだりしていて、どちらも利尿作用がある飲み物です。便秘気味は、水分不足が原因かもしれません。便秘気味と言いつつ、便自体は硬くないとも話していました。
ただ、母と話していて、お腹が張りやすいというのは、言われてみればという感じです。調べたところ、同じ水溶性食物繊維でも、原材料で違いがあり、イヌリンの方が、お腹が張らないという話があります。
今、飲んでいる食物繊維がなくなったら、今度は、イヌリンを試してみようか、それとも、不溶性食物繊維を試そうかと考えています。ちなみに、トリプルバリアには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が豊富に含まれていると公式サイトの商品説明にありました。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を摂取するなら、理想的なバランスは、1:2という話があります。このバランスで食物繊維が取れれば、十分な効果が発揮できるのかもしれません。
食材の中で、水溶性が1、不溶性が2の割合で食物繊維を含んでいるものは、さつまいも、納豆、キウイフルーツ、干しいちじくなどです。中でも、さつまいもがベストなバランスで、体にいいのが分かります。
食物繊維で気になるのは、食べる前に飲むことで、脂肪、糖、塩分を吸着し、食後の中性脂肪や血糖値の上昇を抑え、高めの血圧も下げるという話なのですが。これは、水溶性食物繊維の話です。
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