ザ・ラスト・オブ・アス パート2の感想 映像が綺麗で迫力もあり、映画のような 

大分前なのですが、『The Last of Us』が予想を超えて良かったこともあり、その続編、2020年6月19日に発売された『The Last of Us Part II ザ・ラスト・オブ・アス パート2』をプレイすることに。

前作の主人公だった少女が成長し、19歳。物語を通して、揺れ動く感情が描かれており、同性愛なところもあるため、これに違和感を感じるかどうかで印象が変わりそうです。

名作と言われた前作も、中年男性と少女が嫌々旅をしながら、最後は親子愛のようなものが芽生え、助け合う姿に感動でき、いい映画を観たような感覚になれたのですが。今回も、どこか映画な感じがあり、様々な感情や思いも伝わってきます。



動画は、公式のもので音声が英語になっているのですが、日本語版は、もちろん、音声も日本語です。

このゲームの凄いところは、リアルさかもしれません。映像が綺麗で細かく、敵を倒すシーンでは、切って血しぶきが上がるだけではなく、内蔵をえぐるような、どこか鈍い感覚もあります。

物陰に隠れたりしながら静かに敵に近づき倒すため、強い緊張感が常にあります。急にゾンビのような化け物に襲われたりもするなど、ホラー映画のような、ビクッと驚くことも度々です。

ユーザーの好みに合わせて、難易度が細かく設定できる点も好感が持てるところです。プレイヤーの強さ、サポートする仲間の強さ、敵の強さをそれぞれ調節でき、それだけではなく、隠れやすさ、資源の量まで調節できます。

隠れやすさの設定がEASYなら、敵の視覚や聴覚が鈍くなり、見つかった時に仲間に伝える警告も遅くなります。資源の量は、物を作る際に必要な材料が手に入りやすくなり、それらを使って武器を作るため、戦闘がかなり楽になる。

資源の量を多めに設定しても、このゲームでは、銃弾1発から拾い集めるような世界なため、弾数を気にせず、撃ちまくれるような状態にはなりません。

難易度が自由に設定できるため、どうしても敵を倒せず、攻略サイトで調べるようなこともありませんでした。

攻略サイトで調べてしまうと、その後の展開が分かってしまうため、面白さが半減するため、それがないのも良く。もし、敵にやられたとしても、すぐにやり直せます。

一連の流れで戦闘が長い場合でも、大分やったのに最初からとはならず、途中から、すぐにやり直せるようにもなっています。

このゲームは、データディスクとプレイディスクで2枚あるのですが。PS4のゲームで、ディスクが2枚あるというのは、珍しく。レッド・デッド・リデンプション2とFF7 リメイクぐらいかもしれません。

今回は、主人公が二人おり、お互いの命を狙う関係です。どちらもプレイすることになるため、それぞれの事情が詳しく分かり、生き様が感じられます。

主人公それぞれの物語が、結構、長くあり。異なる二つのゲームをやったような感覚になるほど、ゲームとしてのボリュームがあります。

これで終わりじゃないかと思うような クライマックスがいくつもあり。このまま、ずっと続くんじゃないだろうかと感じていたところで、急に終わるような、そんな印象も受けました。

一方の主人公だけプレイしている状態では、もう一方が悪く感じられ、敵のような印象になるのですが。両方の物語を進めた後では、結末に思うところもあります。

このゲームは、オープンワールドなものではなく、物語に沿って、進めるという感じです。建物の中もあり、地下などもあるため、動けるエリアは広めです。アイテムを作るためには歩き回る必要もあり、敵を倒すためのアプローチもいろいろあります。

戦闘もシビアで迫力があるのですが、物語の展開もあり、キャラクターが抱く思いのようなものも繊細に描かれ、それだけのシーンも多いです。

物語を楽しみたい方、映画が好きな方なら、楽しめそうなゲームです。キャラクターを自分で動かしている分、感情移入もしやすく、映画よりも深く感じられます。

テンションを上げて、戦闘そのものを楽しみたいという方には、物語重視な作りなため、不向きなゲームかもしれない。

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