海でサバイバル サブノーティカ VR 海の広さと深さがリアルに感じられ、大きな気分転換にもなり

『サブノーティカ』は、いくつもプレイしたVRゲームの中で、一番、VRを効果的に活かしたゲームという印象があります。海の広さや深さ、自然環境の怖さなどが、リアルに感じられ、アドベンチャーな感じも良く、人気なのが分かる気がします。



このゲーム、スキューバダイビングのように、エアタンクを背負い、足にフィンを付け、深く潜るのですが。クラフトに欠かせない様々な素材は、海底にあり、探査船を使わずに体だけで潜る場合、水深 200mくらいが限界かなとなります。

VRだと空間の広さや物の大きさが、リアルに感じられ、10mほどの巨大な海洋生物が目の前で泳いでいると、水族館で大きなシャチを見た時と同じ感覚になり、部屋にいながら、この感覚になるのが凄く。

エアタンクの空気を消費しながら、深く潜るため、残量が少なくなると音声で『残り30秒』と警告が聞こえてきます。その瞬間、上を見上げ、海面が遥か遠くに見えた時の感覚も、常に危険と隣り合わせな状態で刺激的です。

VRだからこそ、死にそうという感覚がリアルに感じられるところもあり。深く潜り過ぎ、タンクの空気が切れて死にそうもあれば、巨大な海洋生物に追いかけられ、恐怖で直視せず、一目散に逃げながら、その巨大生物の足なのか手が、体の横をかすめて見えたりすると、死んだなと感じます。

ただ、このゲーム、基本的には、こちらを倒すために攻撃してくるようなものではなく。近づき過ぎて、海洋生物が攻撃してくるようなものなため、ある程度、距離を保てば、攻撃されずに、やり過ごすことができます。攻撃されたとしても、ダメージはあるものの、簡単に逃げられたりもします。

ゲームなので、死んでも、最初の脱出ポッドに戻るだけなのですが。見た目で感じる恐怖が、半端じゃないため、ゲームだから、死んでもいいかとはなりません。ここら辺が、没入感があるVRゲームだと感覚が違います。

最初、SFな世界でもあり、広くて深い海なため、何をしたらいいか分かり難いのですが。壊れた脱出ポッドを修理し、サバイバルしながら、救難信号を受信しては探索に出かけ、だんだんと進む方向が定まってきます。

『The Forest』の場合、クラフトできるものが、最初から揃っていたのですが。この『サブノーティカ』は、最初は、作れるものが限られており、残骸をスキャンして、設計図を手に入れ、作れるものが、どんどん増えるという違いがあります。

サバイバルに必要な食料や飲み物、クラフトに必要な素材、様々なものが作れるようになるための設計図もあり、それらを求めて、海に潜ることになります。海の中には、様々な生物がおり、地形の壮大さもあるため、飽きずに楽しめるところもあります。

VRヘッドセット自体が、スキューバダイビングのゴーグルにも近そうで、それも、リアルに感じられるポイントになっているかもしれません。

私は、泳げないため、子供の頃から海に対する怖さがあります。そんな海に、潜った感覚になるため、苦手が克服できたような感じになり、海に対するイメージも変わった気がします。

空いた時間、20分くらいでも、『サブノーティカ』をやると、大きな気分転換になることも分かり、いろいろ役に立ちそうです。

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