ゆがんだ床を骨組みから直す 電動工具でいるものいらなかったもの、個人で修理と業者さんで費用を比べると

YouTubeの動画を見て、床下修理のために様々な電動工具を買い揃えたのですが。実際に使ってみると、そこまで必要なかったものが、結構あり。電動工具を買わなくても、ホームセンターを上手く活用すれば済むことも分かりました。

買った電動工具は、『10.8V 充電式 マルチツール セット T-MT108V-SET』、『アイリスオーヤマ 充電式 レシプロソー 電動のこぎり』、『アイリスオーヤマ コードレス 丸のこ』、『京セラ(Kyocera) 旧リョービ 充電式インパクトドライバ BID-1805』です。

この中で無くてはならいのが、『インパクトドライバ』です。インパクトドライバは、電動ドライバーに押し込むような衝撃も加えられるものです。ネジを回すだけの電動ドライバーとは、全く違うものです。

これが、絶対に必要な理由なのですが。骨組みの角材は、長いスクリューネジで固定することで、外れにくく、頑丈になります。

このネジの長さが、5cm以上はあるため、手でドライバーを回して入れていたら、とんでもない時間がかかり、かなりの力も必要なため、インパクトドライバーは、必須です。

問題は、残る3つの工具です。『電動のこぎり』は、ノコギリの手間を減らすものなのですが、床下修理の骨組みくらいだと、数えるほどしか切ることがなく、普通のノコギリでも十分でした。

『電動のこぎり』は、切る木材をしっかり固定しないと綺麗に切れず、かなりの振動もあり、ちょっと使い難いなと感じました。

『マルチツール』は、床下の解体で、クギがサビて抜けない時に、固定する角材と角材の間に平らな金属のヘラのようなものを押し込み、サビたクギを途中から切断するために使います。

これが、クギの状態次第なところがあり、上手くクギが切断できることもあれば、クギがしっかりしていて、切断できないこともあります。

マルチツールも、どれも同じではなく、振動数に違いがあります。今回、使ったマルチツールでは、4割くらいのクギが切断でき、残る6割は、どうやっても、切断できませんでした。

クギが抜けなかったら、どうするかなのですが。クギで固定された部分を残して、ノコギリなどで切れるところから切って外すことになります。

『丸のこ』は、骨組みの上に敷く合板をカットする時に使うのですが。これは、ある程度の広さと平らな作業スペースが必要になり、真っすぐ切るには、コツも必要です。

初めてで、どこまでやれるかと考えた時に、ホームセンターで切ってもらった方が間違いないとなり、全て合板をカットしてもらいました。

ホームセンターで、タテ何センチ、ヨコ何センチを伝えて切ってもらうのですが。その費用は、全部切ってもらっても、3000円くらいです。

後から分かったのですが、スタイロフォームも切れるらしく、骨組みの角材も切ってもらえば、電動工具は、インパクトドライバーだけで済んだかもしれません。

かなり細かく測って、合板のサイズを決めたのですが。それでも、実際に、現場ではめると、上手くハマらないこともあり、そんな時は、鉋(かんな)で削ったり、余分なところをノコギリで切ったり。

私たちのような日曜大工もしないような素人だと、木材を真っすぐ切るのは、難しそうです。しかも、真っすぐの長さが長ければ長いほど難しくなります。

それなら、ホームセンターの大きな専用機械で切った方が、間違いないです。ある程度の大きさにカットしてあれば、そこから、修正するのは、簡単です。

床下修理が、その部屋だけなら、電動工具をできるだけ買わず、ホームセンターを上手く活用した方が、時短にもなり、比較的デキも良くなります。

もし、次から次へと修理していくなら、電動工具を買って、使いこなした方が、ホームセンターでいちいち切ってもらうようりも割安になり、お得になります。

どのくらい使うかが、どれだけ電動工具を買い揃えるかのポイントになりそうですが。いつ使うか分からないから、電動工具を揃えたいという兄の考えも分かります。

気になるのが、業者さんにお願いした時と個人でやった時で、どれほどかかる費用が違うかなのですが。業者さんとは、デキが違うため、単純に比較できないものの、かなりの差があります。

6畳間(3坪)の床下リフォームを業者さんに頼んだ場合、骨組みで根太(ねだ 横の細い角材)と大引(おおびき 2本の太い角材)の交換が20万円から、床下に調湿剤を入れるのに7万円ほど、シロアリ対策で2万円ほど、床を剥がしての断熱リフォームが11万円ほどになり、合計で40万円になります。

ただ、この金額は、設定されている価格帯で一番低い方に合わせて計算したものです。実際には、これ以上かかる可能性が高いです。

骨組みの交換で、20万円からは高いと感じるかもしれませんが。この骨組みは、家の作りに合わせて作り替える必要があり、その分、手間がかかるからだと思います。

この床下修理を自分たちでやれば、前回書いた材料費10万円ほど、正直、買い過ぎた感がある電動工具代5万円ほどを足しても、全部で15万円で済んだことになります。

素人ながら、業者さんのYouTubeを参考に見様見真似で床下修理したものですが、大分、動画を見たこともあり、平らで頑丈な床ができ、かなりお得にリフォームできました。多少の手間はあったのですが、これだけ費用に大きな差があると、やった甲斐がありました。

そういえば、11月末から床下修理を始めたからか、ほとんど虫を見かけませんでした。飛び跳ねる虫のカマドウマを1匹、見かけただけです。

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