床下修理した時の話なのですが。畳をはがしたところ、なぜ、こうなったのかと思うほどの大きな穴が畳にありました。
畳の下から、畳の中に向かって何かが削ろうとした感じなのですが。虫やネズミがいたような痕跡も無く、白いつぶつぶしたものは、発泡スチロールのようなものでした。
この畳、ずいぶん前に、ダニが発生し難いという畳に交換したそうです。畳の芯材が藁(わら)ではなく、ファイバーボード(繊維板)になっているもので、昔ながらの畳よりも軽いらしく。
削れた理由は、分からないのですが。この部分は、部屋の端でもあり、床の合板がないすき間のようです。下が地面なため、長い時間をかけて、少しずつ崩れ落ちたのかもしれません。
この大きな穴を、どうやって埋めたらいいんだろうと調べていたら、面白そうなものを見つけ、それが『発泡ウレタン』です。穴にスプレーすれば、ムース状のウレタンが穴を塞いで固まるというものです。
問題は、強度なのですが。乾燥すれば、カッターで切れるほどの硬さになるという話もあり、畳の穴の部分だけ埋まればと思い、使ってみることに。
正直、使ったことがないため、本当に使えるのだろうかという疑問もあります。そこで、比較的安かった『ボンド商事 BD 発泡ウレタン 750ml』を選びました。
早速、畳の穴に発泡ウレタンを注入したのですが、こんな感じになります。膨らむと書いていたため、このくらいで様子を見ることに。
翌日、その畳を見に行くと、こんなに膨らむのかというほど、大きく盛り上がっていました。触ってみると、思ったよりも硬く、頑丈です。
これは良さそうだと思いつつ、畳のカタチに合わせて、余分に膨らんだ部分をカッターで切り取りました。真ん中は、注入した発泡ウレタンが多かったようで、乾ききっていません。
乾くまで待つ時間もなかったため、上からガムテープで塞ぎ、完成した床に畳を敷き、この日は、家に帰りました。
1週間後、様子を見に行くと、畳の穴がちゃんと塞がり、踏んでも問題ないくらい硬くなっていました。
スプレーで吹き付ける発泡ウレタンは、穴を埋めるものなのですが。どんな使い方ができるのか調べたところ、断熱材と建材のすき間を埋めたり、断熱材に水道管などを通した時にできたすき間を埋めたり、そんな使い方が一般的なようです。
家の中に、すき間風が入るような時でも、これが役立ちそうです。ただ、商品説明によると、紫外線と水で劣化すると書かれていて、日が当たる場所や水がかかるような場所では、表面に何かを貼るなどして、カバーする必要はあります。
工夫次第で、もっといろんなことに使えそうな気がします。
|