フローリングの一部だけ、踏んだ時にキュッキュッと床が鳴ります。これは、『床鳴り』や『実鳴り』と呼ばれているものです。
床鳴りは、冬など乾燥する時期に、フローリングのすき間が大きくなることで鳴ったり、夏など湿度が高く、木材が膨らむことですき間が狭まり、それで鳴ることもあるようです。我が家の場合は、冬になると床鳴りに気づくことから、乾燥した時期に鳴るタイプです。
床鳴りの補修は、業者に頼むとなると、その部分の床材を剥がしたり、フローリングに穴を開けたりになるのですが。全面的に張り替えの場合、ある程度の広さがあると、20万円ほどかかるようです。
そこまでするほどではないため、やれる範囲で直せればと思い、床材の溝から液体を流し込む『ハウスボックス 床鳴り止まるんです(実鳴り用) 60ml』を使ってみました。
見た目では、床材に痛みのようなものはなさそうです。説明書通りに、床材の溝に沿って、液体を塗り、しばらく放置。その後、踏んでみたところ、キィーキィーと音が鳴り、全く治まる気配がありません。
床にワックスなどもかけていることから、液体が染み込み難いんじゃないかと思い、溝に沿って、デザインナイフで床材を切り、再び、液体を注入。それでも、ダメでした。
床鳴りの原因が、床材のすき間が鳴っているなら、この方法で治まりそうです。ただ、床材の下にある土台部分が鳴っているとなると、話が違ってきそうです。
この液体、接着剤ではなく、潤滑剤です。ニオイようなものも無く、扱いやすいです。周りに付いてしまった液体は、すぐ拭き取るように書かれているのですが、乾燥して白くなった状態でも、濡らした雑巾で簡単に落ちました。
今回は、上手くいかなかったのですが。床鳴りの原因がハッキリわかれば、この液体で直せそうな気がします。時間がある時にでも、また挑戦するつもりです。
床鳴りが気になるという方なら、低コストで直せるかもしれず、試してみる価値はあると思います。
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