前回、歯磨き粉を付けず、水につけて磨くだけの『歯磨き粉のいらない歯ブラシ』の話を書いたのですが。しばらく使ってみて、気になったことがありました。
私は、口臭予防なども気になるため、『デンタルプロ ブラックハブラシ コンパクト かため』を使い、水だけで磨いた後、いつもの歯ブラシ『システマ しっかり毛腰タイプ コンパクト D31』に少し歯磨き粉をつけて、磨いています。
歯磨き粉を使わずに磨く『空磨き』なのですが。ここで、気になるのが、いつもの歯ブラシの空磨きと、この歯磨き粉がいらない歯ブラシの空磨き、違いがあるのだろうかと疑問に感じ、試してみることに。
個人的な感想なのですが。いつもの歯ブラシで空磨きした場合、歯垢が落ちているのは、舌先で歯に触れて分かるのですが。歯の表面に、渋のようなものでコーティングされているような感覚は残り、ツルツルにはなりません。
一方、歯磨き粉がいらない方の歯ブラシで空磨きしたところ、前回も書いたのですが、磨いた後にツルツル感があります。
この二つの歯ブラシ、硬さが、『ふつう』と『かため』なため、その差が出ているとも考えられるのですが。使った感じでは、汚れの落ち具合が良過ぎる気がして、やはり、何か違いがありそうです。
デンタルプロの公式サイトで調べたところ、ブラシの部分が特殊毛(プラチナコロイドセラミックス配合毛)とあり、通常のナイロン毛よりも歯垢除去率が高いです。そこで、この違いが出ているのかもしれません。
もう一つ、気になることがあり、歯磨き粉を使わずに歯磨きできるなら、歯磨き粉をまったく使わなかったら、どのくらい体にいいのかです。
いろいろ調べてみたところ、確かに、歯磨き粉の中に入っている成分に、これが悪い、あれが悪いという情報もあるのですが。
歯磨き粉で歯を磨いた後、口から出すものでもあり、わずかに口に残る量を飲み込んだり、多少、口の粘膜から吸収されたとしても、その量が少なそうです。日々の事と言っても、一方的に害があるとまでは、言えないようなところがあります。
ただ、歯磨き粉の香料や発泡剤で気分が悪くなる方は、注意が必要です。歯磨き粉に含んでいる成分でアレルギーより、唇が腫れたりすることもあります。
子供の頃から、歯磨き粉をつけて歯磨きしていたため、これが、当たり前になっていたのですが。歯磨き粉にも、いろいろあり、成分も様々です。
自分に、どんなアレルギーがあるかも分からないため、水だけで歯磨きしてみて、様子をみてみるというのは、良さそうな気がします。
先日、いきつけの歯医者へ行ったところ、歯周病の検査のため、プローブ検査をしました。歯と歯茎の間に、尖った器具を差し込み、歯周ポケットの深さを測るというものです。
10年ほど前から、2,3ヶ月に一度、歯医者へ通い、プローブ検査は、年に3回くらいなのですが。今回は、歯茎の状態が、思いのほか良く。歯医者さんも、少し驚いていました。
毎回、歯医者さんに、磨き方を教わるのですが、歯磨きは、日々のことだけに、気づいたら、いつもの磨き方に戻ってしまいます。前回の悪い状態から、明らかに良くなるというのは、なかなかありません。
以前、書いた『ガム・デンタルリンス』を使った時は、『歯ぐきのマッサージ、頑張ってますね』と歯医者さんに言われたことがあり、それ以来です。
今回は、最初に『歯磨き粉のいらない歯ブラシ』に水だけつけて、空磨きし、その後、少しだけ歯磨き粉をつけて、仕上げでやわらかい歯ブラシで磨いています。これをやり始めて、10日ほど経ったところで、歯医者へ行きました。
何が良かったのか考えてみると、『歯磨き粉のいらない歯ブラシ』なのか、空磨きなのか、それとも、もともと歯磨き粉が私に合っておらず、使う量が減ったせいか、理由はよく分かりません。
具体的に、歯茎の検査で、どのくらい良かったかなのですが。歯と歯茎の間に、尖った器具を差し込んだ時に、その深さで状態を見ていて、深いほど悪いという診断になります。
それだけではなく、この検査時に、歯茎からの出血があるかどうかというのが、歯周病の進行度合いを見る指標にもなっていて、出血があれば、悪いとなります。
私の場合、これまでは、結構、出血がありました。この検査をする度に、特に上も下も奥歯の内側に出血が多くありました。今回は、下の歯の出血が全くなく、歯医者さんも、いつもと違うなと感じたようです。
個人的な印象なのですが。『歯磨き粉のいらない歯ブラシ』を使った方が、歯の表面がツルツルになり、歯垢も落ちやすいなど効果が分かりやすいため、歯磨きへの意識が高まりやすいのは、あるかもしれません。
ただ、歯茎の健康だけで考えたら、少しかための歯ブラシで、水だけつけて空磨きしても、同じような効果が得られそうな気もします。
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