『鼻うがい』という言葉自体は、ずいぶん前から聞いたことがありました。最初、鼻に液体を入れるというのが、どうにも辛そうなイメージがあり、風邪をひき難くなると言われても、全くやる気が起きませんでした。
ところが、新型コロナウイルスが流行りだし、感染しても無症状な方がいるものの、その後も後遺症に悩まされる方もいたり。しばらく経っても全く収束しないため、やれることはやらねばと思い、鼻うがいを始め、1年半が過ぎました。
鼻うがいをするようになってから、以前と比べ風邪をひくことが少なくなり。それだけではなく、花粉症が酷い時期も、鼻の粘膜に付いた花粉が洗い流せるため、結構、効果があります。
以前は、花粉症で市販の抗アレルギー薬を飲んだりしていたのですが。鼻うがいするようになった頃から、飲んだり飲まなかったりという感じです。病院でブロック注射をするくらい花粉症が酷い方だと、どうかなとは思うのですが。
鼻うがいで使っているのは、お笑い芸人 今田耕司さんがCMに出ていた『鼻うがい ハナノア シャワータイプ』です。初めての方でも使いやすそうなもので、現在も、これを使い続けています。
付属の液体を容器に入れ、やわらかい容器を押すと上から液体が出て、片方の鼻の穴から入れて、反対の穴から勝手に流れ出ます。
学校などのプールに入った時、鼻がツーンとなった経験があり、それが鼻うがいが辛そうというイメージにつながっているのですが。
この液体は、ツーンとはならず、スースーした爽快さもあります。使ってみて、爽やかな感じにもなり、使いやすいため、鼻うがいのイメージが変わりました。
普段から鼻うがいしようと考えると、鼻うがい用の液体を買うというのが一般的なのですが。鼻うがい液は、自己責任になるものの、自分で作ることもできます。作り方は、分量などで様々です。
私が普段から使っている鼻うがい液は、重曹、塩、ひと煮立ちさせて冷ました水です。重曹は、国産の食品としても使えるものです。
ぬるま湯の状態なのですが、水500ccに、5gの塩、2.5gの重曹を入れます。これが面倒な場合、生理食塩水を購入して、そのまま使うという方法もあります。
これだけで、ツーンとならずに鼻うがいできるのですが、ハナノアの爽快さに比べると何か物足りなさがあります。
そこで、食品にも使えるハッカを購入して、1L分の自作鼻うがい液に対して、これを1滴加えました。ハッカが加わると爽快さが増し、結構、いい感じです。
鼻が詰まった時にハッカの飴をなめたりすると、鼻の通りが良くなったりするのですが。ハッカ入りの鼻うがい液は、比べ物にならないくらい、スースーします。これだけ薄めても、直接、香料を鼻の粘膜に付けると、こんな感じになるのかという驚きがありました。
鼻うがいする時、片方の鼻の穴から入れて、もう片方から出すのは、簡単です。ただ、鼻から入れて、口から出すとなると、鼻と口をつなぐ通り道が狭いため、コツが求められます。あごを前に出すような感じでやると、やりやすいと思います。
鼻うがい液を作る際の注意点としては、不衛生な液体を鼻に入れると大変なことになるため、短期間で使い切るよう心掛ける必要はあります。使う分だけ、その都度、作れればベストなのですが。
やってみたら、思ったよりも鼻うがいで良いことが多く、家族それぞれの分も購入して、やってみたらと勧めたのですが。1,2回使っただけで、私の他には、誰も鼻うがいが続きません。
普段から鼻の通りも良く、新型コロナウイルスや風邪の予防にもなり、花粉症にもいいのですが。家族には、あまり良さが伝わらなかったようです。
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