アウター・ワールドの感想 レトロフューチャーで大人のSFな雰囲、会話次第で物語も大きく変わり、遊び甲斐があるゲーム

オープンワールドのSFアクションRPG『アウター・ワールド』というゲームを始めたのですが。世界が広く感じられ、作りも細かく、繰り返し楽しめる凄いゲームです。

定番なRPGらしい面白さもあり、個性豊かなキャラクタとのやり取りもあるのですが。一番は、会話の選択で物語が大きく変わり、決断が求められることです。一度、決めたら、物語はその方向へ進み、後戻りはできません。

マルチエンディングで会話が重要になるため、他のゲームにはない緊張感があります。あの時、こちらを選んでいたら、どうだったかなと思いつつ、進むべき道を進むことになります。

他のゲームとの大きな違いは、自由度が高く、会話の選択肢も豊富です。力づくで乗り切ることもあれば、騙したり、脅したり、説得したり、罵ったりと様々です。

決断を迫られることが多く、それ以前の様々な出来事も影響しているため、あの時は、こうだったから、この話を飲む訳にはいかないと突っぱねられたりもします。

どんな物語かなのですが。冷凍睡眠だった主人公が、お尋ね者の科学者により目覚めさせられ、ハルシオンという太陽系のような惑星がいくつもあるところを旅することになります。様々な出来事に巻き込まれながら、仲間も増え、崩壊しかかった世界を救うような話です。

ゲームを始めると、最初に、顔や体形などを設定し、様々な能力値にポイントを振り分けます。この能力値次第で、序盤のキャラが決まり、説得など会話を得意とするか、戦闘をメインにするか、それよりも技術的か医療かなど、いろいろ選べます。

迷って、全部均等にポイントを割り振ると、項目が非常に多いため、どれも平均以下な感じになり、序盤の展開が、かなり厳しくなりそうです。

レベルアップ毎に、10ポイントずつ各能力値に加算できるようになり、20、40、60など区切りがいいところで大きな効果が加わり、スキルの解放も別にあります。仲間にもスキルの解放があるため、長く連れ添った方が、頼りになります。

アイテムや武器、防具なども、かなり豊富にあり、倒した敵から奪ったり、あちらこちらのお店で買ったり、自販機で買うなどして、装備を整えます。

武器も多いのですが、防具も多彩で、見た目が大きく変わり、ごついアーマーで身を包んだり、カウボーイのような軽装など様々です。

物語が進むにつれて、仲間が増え、気に入れば、宇宙船に乗せます。一緒に行動する時は、仲間を2名同行させ、宇宙船の外に出るという感じです。残りは、宇宙船でお留守番です。

このゲームのSF感は、昔の人が未来を思い描いた レトロフューチャーです。味わいがあり、独特な雰囲気があります。個人的には、温かみがあり好きなのですが、好みは分かれそうです。

音声は英語のみ、日本語字幕が表示されます。ほぼフル音声で英語の音声があり、会話が非常に多いため、英語を聞き過ぎて違和感も感じなくなり、なんとなく聞いていると話の内容が分かるようになるほどです。

個人的には、物語の内容も複雑で会話も多く、アドベンチャーゲームに近いようにも感じられます。大人な物語でサブミッション的なものも多く、世界が広く感じられ、かなり気に入っています。

物語の展開が、会話次第で次々変わるため、繰り返しプレイにも強く。一度、通してプレイするにしても、結構なボリュームがあります。

SFな世界で、いろんな物語を楽しみたいという方には、向いているゲームです。ちょっとコメディ感があり、変に暗くならない物語なのも、好感が持てました。

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