今日の朝、6時頃にデスクトップPCの電源を入れると、マウスとキーボードが反応せず、再び、『高速スタートアップ』と思われるトラブルが起こりました。
以前にも書いたのですが。『高速スタートアップ』は、シャットダウン前のCPU、メモリ、周辺機器を動かすドライバーなどの情報を記録し、それを次の起動時に読み込むことでPCの立ち上がりを早くする機能です。
この機能の評判が悪く、高速スタートアップは、利用することが推奨されているものの、トラブルを避けるため、オフにすべきという声も多いものです。
高速スタートアップによるトラブルは、いろいろあり、どれも同じではなさそうです。今回のUSB機器の不能は、シャットダウン前の状態が、正しく保存されなかったのが原因だと思います。
私自身は、高速スタートアップによるトラブルは、過去に何度かあるのですが。やはり、パソコンの起動が、2,3倍早いのは大きく、たまに起きるトラブルよりも、起動の早さを優先していました。
これは、USB機器が不能になっても、パソコンとVRヘッドセット Meta Quest 2をWi-Fiでつなげば、パソコンを遠隔操作できるため、いざという時は、これで、どうにかするつもりでした。
ところが、今日の朝、再び、USB機器が不能になり、Meta Quest 2からパソコンにWi-Fiで接続しようとしたところ、今度は、Wi-Fiも不能になり。
これは、困ったなと頭を抱えていたところ、以前、何度もパソコンの電源をオンオフしたところ、元に戻ったことがあり、今回も、これをやり始めたのですが。
以前は、1時間ほどで元に戻り、これでも時間がかかったなと感じていたのですが。今回は、2時間経っても、どうにもならず、何度やっても、USB機器が不能のままです。
なぜ、前回は、元に戻り、今回は、ダメなのかを考えながら、いろいろ試した結果、やっとやり方が分かりました。ただ、多少、荒っぽいため、お勧めできないところもあります。
そのやり方というのが、電源ボタンを長押しし、強制的にシャットダウンさせるというものです。
電源ボタンを1回押すと、Windowsの【電源】⇒【シャットダウン】を押したのと同じように、正しいプロセスを踏んで、電源が落ちるのですが。このやり方だと、何度やっても、USB機器が不能のままで変わりません。
電源ボタンの長押しで強引にシャットダウンすると、高速スタートアップが機能する前に電源が落ちているのかもしれません。
その後、パソコンを起動しようとすると、高速スタートアップがオフのように、立ち上がりがかなり遅くなり、その後、USB機器が使える状態に戻りました。
高速スタートアップの設定をオフにする方法は、Win10の場合、画面左下の【Windwosマーク】をクリックして、【設定】を選択。【システム】⇒ 左端の【電源とスリープ】⇒ 右端の【電源の追加設定】⇒【電源ボタンの動作を選択する】⇒【高速スタートアップを有効にする(推奨)】です。【現在利用可能ではない設定を変更します】をクリックしないと、変更できないようになっています。
高速スタートアップは、オフにすべきというのが、よく分かりました。一部のパソコンでしか起こらないトラブルかもしれませんが。マウスとキーボードが使えなくなると、お手上げになるため、かなり厳しいです。