前回は、Windows Updateでは、Win 11の条件を満たさない古いPCをアップデートする方法を書いたのですが。
古いPC(Intel CPU Core-i7-4790 3.60GHz、DDR3 12.0GB…)をWin 11にしたため、Win 10よりも動作が遅くなりました。これも、いくつかの設定を変更したところ、快適に使えるようになりました。
Win 10からWin 11に変わり、どのくらい遅くなったかなのですが。電源ボタンを押して、起動すると、Win 10が3分~3分半だったものが、Win 11では、4分半~5分ほどになりました。シャットダウンについては、5秒かからなかったものが、10秒ほどになっています。
アプリの起動やフォルダを開いたりというのも、Win 10からWin 11にアップデートしたところ、1秒くらい余計にかかってそうです。
起動とシャットダウンについては、変わらなかったものの、他の動作については、初期設定を変更することで大分早くなります。
Win 11の動作を早くなら、不要な視覚効果をオフにするのが、手っ取り早く、体感で分かるくらい早くなります。
その方法は、左下のWindowsのロゴを押して、【設定】⇒【システム】⇒【バージョン情報】⇒真ん中あたりの【システムの詳細設定】をクリックし、『システムのプロパティ』を開き、パフォーマンスの設定をクリックします。
すると、『パフォーマンス オプション』の視覚効果で【カスタム】を選択し、不要なものをオフにします。もちろん、全てオフにすれば、その分、早くなるものの、見た目がシンプルになり過ぎたり、使いにくくなります。
そこで、私の場合は、画像ファイルをサムネで表示するため、『アイコンの代わりに縮小版を表示する』をON、文字を綺麗に表示するため、『スクリーンフォントの縁を滑らかにする』もONです。
PCのスペックが高ければ、そのままでも大した違いはないと思うのですが。かなり古いPCをWin 11にしているため、このくらいすれば、動作が元のWin 10の頃と同じか、若干、早いくらいになりました。
前回、もし、Win 11にアップデートして、気に入らない場合には、Win 10に回復を選択すれば、簡単に元に戻ると書いたのですが。初期設定のままだと、この回復できる期間は、10日以内です。
これを最長60日まで延ばすことができ、その設定を変更する方法は、画面左下の検索から『cmd』と入力すると、『コマンドプロンプト』が表示されます。これをそのままクリックするのではなく、右クリックして『管理者として実行』を選択します。
変更の仕方なのですが。『DISM /Online /Set-OSUninstallWindow /Value:60』と入力して、Enterを押します。いろいろ表示された後に、『操作は正常に完了しました。』となっていれば、期限が60日に延長されています。
期限の確認方法は、『DISM /Online /Get-OSUninstallWindow』と入力して、Enterを押します。Uninstall window : 10とあり、この10が、10日という意味です。
思ったよりも、順調にWin 11になり、今度は、兄のノートPCもとなったのですが。前回、書いた方法では、上手く行かず、別の方法でインストールしています。
他にも、PCがあるため、全てをWin 11にするには、時間がかかりそうです。
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