PCの高速スタートアップの話 USB機器が反応しないなら、USB-PS/2の変換アダプタを使えば…

前回、デスクトップPCを起動したところ、USB機器のマウスとキーボードが使えず、原因が『高速スタートアップ』らしく、大変だったと書いたのですが。

この時、使えたのは、電源ボタンのみ。電源ボタンを長押しして、強制的にシャットダウンしたところ、なんとか元に戻りました。これは、強引なやり方なため、他のトラブルが起こる可能性があります。

こうなると、パソコンの起動が早くなる『高速スタートアップ』をオフにするのが、手っ取り早い解決法になるのですが。

パソコンの起動時間を比べると、高速スタートアップがオンなら1分弱、オフだと3分半かかります。『高速スタートアップ』の設定については、前回、触れました。

早く起動することに慣れているため、どうにかならないかと思い、考えたのが、USBからPS/2に変換する変換アダプタを用意することです。

早速、アマゾンに注文し、翌日には届きました。私のパソコンだと、マウスでもキーボードでも使えるPS/2ポートが一つあります。

これに、マウスを接続して使えば、今回のようなトラブルが起きた時でも、マウスは、USB接続ではないため、動かせるはずです。

マウスさえ動かせれば、高速スタートアップをオフにして、再起動し、まともに動くようになってから、再び、オンに戻せば、済むことになります。

ところが、PS/2にアダプタを接続し、USBのマウスを接続したところ、通電しているのは光で分かるものの、マウスのポインターが表示されず、全く動きません。

それならと、キーボードを接続してみたのですが。こちらは、ランプすら点灯せず、キーボードも使えませんでした。

古いパソコンでは、この方法でマウスが使えたことがあり、どんなマウスも、とりあえず、動くんじゃないかと思っていたのですが。どうも、そうではないようです。

今は、マウスとキーボードは、USB接続が当たり前ですが。それ以前は、PS/2ポートが2つあり、そこに、マウスとキーボードを接続して使うものでした。

PS/2は、専用ポートのようなものです。何かトラブルが起こっても、Windowsが起動できれば、これに接続したマウスとキーボードは、ほぼ間違いなく使えるという利点があったのですが。マウスとキーボードが対応していないとなると、どうにもなりません。

近年では、PS/2ポートがないパソコンも珍しくないです。そんな状況なため、変換アダプタでUSBのマウスを接続して、動かなくても、仕方ないのかもしれません。

変換アダプタが使えないのでは、『高速スタートアップ』は、オフにするしかありません。オフにするのが無難という声をよく聞くのですが、それが分かるような気がします。

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