Meta Quest 2の右と左のコントローラーにあるアナログスティックに不具合があり、『The Forest』や『サブノーティカ』で激しく使っていたことから、起こりそうだなとは思っていました。
どんな不具合かなのですが。アナログスティックを前に押して戻しても、押した状態が続き、前に何度か押したような状態になります。
この他、アナログスティックを使用した後、ちゃんと中心にスティックが戻らないらしく、変な方向に押した状態にもなります。
これだと、どんなことが起こるかなのですが。例えば、VR動画を見た場合、勝手に早送りや巻き戻しになり、まともに見れません。
右コントローラーが特に酷く、勝手に動いているようになり、左コントローラーは控えめながら、ちょっと変だなと感じる程度です。
VRコントローラーごと買い替えになると、公式サイトからの購入になり、1つで9890円、送料は無料です。これが、左右で2つとなると、2万円弱になります。
純正ではなく、他社製の互換コントローラーは無いものかと調べたところ、見つかりませんでした。
壊れている部品は、どちらも、アナログスティックなため、互換部品を購入し、自分で分解して、壊れた部品を交換することにしました。
この中には、新品の部品が2つの他、交換に必要なドライバーなどの工具も揃っていて、分解の仕方を解説したパンフレットも入っています。早速、部品交換してみることに。
パンフレットの解説は、英語になるのですが、フルカラーで説明が意外と細かく、役に立ちました。
これを読みつつ、後は、様子を見ながらになり、カバーや部品をまったく傷つけることなく、ちゃんと綺麗に部品交換できました。
分解の手順は、パンフレットの通りにやるだけです。このパンフレットの写真を見れば、どこをねじ止めすればいいかもわかり、ネジのサイズも、4種類ほどしかないため、迷うこともありませんでした。
VRコントローラーの電池を入れるところは、シールをはがすとネジが見え、それを外すのですが。このシールを切るためのカッターの刃もついていたのですが、爪で引っかいても、簡単に取れました。
両面テープでカバーが取り付けられている部分があり、解説通りにドライヤーで温めてから、周りを外し、その隙間から、付属のプラスチックの棒を中に押し込むなどして、両面テープをはがし、ボタン周りの丸いカバーを外しています。
ドライヤーを使わずに、強引に引っ張ろうとすれば、カバーが壊れる恐れがあるため、ドライヤーは、意外と大事だった気がします。
一番、分かり難かったところとしては、部品とつながったケーブルの外し方です。ケーブルを差し込む部分の反対側に黒く長いプラスチック状のものがあり、これを引っ張って立たせた状態だと、ケーブルのロックが外れます。
後は、新たな部品を取り付け、そこからのケーブルを差し込んだら、黒いバーをたおして、ケーブルをロックします。
白い方が純正、黒い方が、今回、購入した部品です。
最初は、写真を撮りながら作業したこともあり、一つのVRコントローラーの修理に1時間ほどかかりました。
その後、もう一つの方は、ある程度、やり方も分かっていたこともあり、30分かからずに修理が完了しています。
以前も、何度か書いたことなのですが。PCやPSのゲーム『Electrician Simulator』の経験が役に立ちました。
このゲームは、電気技師になり、壊れた家電を修理したりするものなのですが。最初は、分解に専念し、無理なく部品交換できるまで、しっかり行うというのが、今回も、活きた気がします。
特に、VRコントローラーは、コンパクトな分、いろいろ部品が詰まっていて、複雑な立体パズルな状態で分解にてこずりました。
それでも、できるだけしっかり分解することを心掛けていたため、分からないことが多いながらも、部品を壊したり、カバーのどこかが欠けることなく、部品交換できたんだと思います。
修理する時は、早く直したいという思いが強く、中途半端に分解した状態で部品交換したくもなるのですが。
それを抑えて、焦ることなく、仕組みを眺めながら、どんな感じで作ったのか思いを巡らしたり、絶妙な組み方に関心したり、そんな余裕も持てました。
ゲームを通じて、分解して組み立ててを繰り返していたため、この部品交換自体がゲーム感覚になったのも、良かったんだと思います。パズルを楽しみながら、壊れたものも直ったような、そんな感覚でした。
Meta Quest 2は、日常的に使っているため、2つのコントローラーが無事に直り、本当に良かったです。
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