究極の釣りシミュレータ VR 本格的な釣りゲーム、大きな魚を釣りつつ、『Ice Lakes』と比べてみると

氷上に穴を開けて魚を釣るアイスフィッシングのVRゲーム『Ice Lakes』が、思ったよりも面白く。静かな空間でリラックスでき、釣りゲームが気に入ったところで、今度は、『究極の釣りシミュレータ(Ultimate Fishing Simulator)』を始めました。



この『究極の釣りシミュレータ』は、Steamで通常版を購入し、これに有料コンテンツのVR化を加えて、VR版が楽しめるようになります。この釣りゲームも、PCとVRヘッドセットを接続し、PCVRでプレイします。

タイトルに『究極』とあり、釣竿を選び、釣り糸、釣り糸を巻き上げるリール、ウキ、釣り針、エサなどがあり、毛ばりを使った釣りもでき、アイスフィッシングもできます。

このゲーム、アイスフィッシング以外では、遠くへ投げるキャストを行うため、VRだと動きがそのまま。釣る魚の大きさを想定して、釣り針を選んだり、ウキとの長さも調節できます。

私自身は、小学生の頃に、父にお願いして、2回くらい釣りに行った経験があり。その時は、乗り気じゃない父が、仕掛けを適当に作り、ゴカイを釣り針に引っ掛けて、釣りしました。

考えてみると、父は、釣りに全く興味が無く、釣りの知識もほぼ無いはずです。それでも、20cmほどのハゼを釣ったことがあり、うれしかったことを覚えています。

その程度の経験しかないため、かなりの素人なのですが。最近、始めた『Ice Lakes』というVR釣りゲームが、お気に入りで、よくやっていたため、釣りの楽しさが分かり、これなら、他の釣りゲームも楽しめそうだとなりました。

『究極の釣りシミュレータ』の特徴としては、釣りについては、細かいのですが、エサ目線で周りが見れる機能があり、水中を泳ぐ魚を見ながら、エサに食いつく瞬間が見れたりもします。

釣り以外では、世界中のラジオを聴きながら、釣りができます。これは、ネットでラジオが聴けるものに限られるようです。この他、大きな屋敷があり、そこに、釣った魚が飾られたり、有料コンテンツで巨大水槽を追加し、そこに釣った魚を入れ、泳ぐ姿が楽しめたりもします。

釣りゲームの人気ランキングがあると、『Ice Lakes』は上位にランクインするのですが、この『究極の釣りシミュレータ』は、レビュー数が多く、評価も高めな割に、ランキングでは振るいません。

二つの釣りゲームを比較すると、それが、分かるような気がします。『Ice Lakes』は、アイスフィッシングならではの仕掛けの簡単さがあり、キャストも必要なく、すぐにでも楽しめるシンプルさ、ゲームとしての明るさがあります。

これと比べ、『究極の釣りシミュレータ』は、リアルな釣り体験がメインになり、細かい分、釣りの知識がある程度ないと楽しめるまで時間がかかり、釣る場所もリアルな分、ゲームとしての色味が渋いです。

個人的な感想としては、『Ice Lakes』は、初心者でも、やりやすいアイスフィッシングを、よりやりやすく。ビジュアル的にも、遊び心があり、楽しく遊べるよう工夫されたゲームという印象があります。そこが、人気のポイントだと思います。

『究極の釣りシミュレータ』は、主に釣りが趣味な人向けで、釣りらしい細かさを再現していて、釣り人と魚の駆け引きのようなものがあり、家の中にいながら、本格的な釣りをVRで楽しめるという感じです。

私の場合、『究極の釣りシミュレータ』は、最初、すぐ糸が切れて、全然、釣れませんでした。これは、設定を変えることで、簡単に釣れるようになり、初期設定が良くない気がします。

リールを巻く動作を手動からボタンに変更します。次に、魚とのバトル中のリールを巻くスピードを65~55%まで下げます。

糸が切れる原因は、魚がかかった時に、大暴れして釣り糸に力がかかり、限界を超えた時に切れます。これを防ぐ方法は、バトル中の巻き上げスピードを下げることです。これで、限界に近づくタイミングが遅くなり、調節しやすくなります。

これにしてからは、魚がかかれば、糸が切れることが、ほとんど無く。大きい魚も、普通に釣れます。大きい魚の場合、魚をすくい上げる網が必要になり、ストアのその他で買えます。

あとは、ウキと釣り針との長さ調節なのですが、私は、長めにしています。エサ視点で水中の様子を見れば、どのくらいの水深かが分かり、それに合わせています。

この設定だけでも、釣れやすさは、全然違います。魚釣りは、魚が釣れないと面白くないため、初めてやったけど、全然ダメという方は、この設定をお勧めします。

『究極の釣りシミュレータ VR』は、様々なところで釣りを楽しむことができ、マップを選ぶ時に、一人で釣るのか、他のユーザーと釣るのかの切り替えができます。

ネット接続不要で自分ひとりで釣る『ローカル』、他のユーザーと釣りする『プレイヤーの言語』と『任意の言語』、そして、友人などを招待して、トーナメントができる『プライベート』があります。

私の場合、プレイヤー言語だと日本語ユーザーになり、任意の言語では、中国語などが見られたことから、アジア向けのサーバーなのかもしれません。

他のユーザーがいる中で普通に釣りできるのは凄いのですが。ちょっと物足りないところがあります。

他のユーザーの外見は、丸い頭と棒状の胴体だけです。他のユーザーの釣竿などが見える訳ではなく、釣った後に、釣ったユーザー名、魚の名前と重さが、左上に表示されるだけです。

他のユーザーの釣った瞬間が見れたりすると、一緒に釣りしてる雰囲気が感じられて良いのですが。文字だけだと、ちょっと味気ない気がします。

アイスフィッシングについては、『究極の釣りシミュレータ VR』にもあるのですが、『Ice Lakes』とは、大きな違いがあります。

『究極の釣りシミュレータ VR』も、ドリルで氷上に穴を開けるのですが、ボタン一つで自動、穴の中に氷が張ることもなく。やはり、通常の釣りの細かさを考えると、アイスフィッシングは、オプション的なものかもしれません。

一方、『Ice Lakes』は、アイスフィッシングのゲームなため、細かさがあります。穴を開けるドリルは、左右のVRコントローラーで掴み、回転する動作で穴を開け、時間が経つと穴の中に氷が張り、おたまのようなもので何度もすくって捨てる必要があります。

同じ釣りゲームなのですが。ゲームとしての方向が、リアルさかゲームらしさかの違いがあり、表現の仕方に違いもあるため、結構、好みが分かれそうです。

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