Meta QuestをWi-Fiと接続せず、SKYBOXでUSBメモリに保存した動画を見る、外付けHDD、SDカードリーダー、大容量でも遅延なしなら

Meta Questで、数が多く、サイズも大きい保存した動画が、気軽に見れないだろうかと言われ、USBメモリ、外付けHDD、SDカードリーダーを試しに接続してみました。

Meta Quest 2の横にあるTyep Cに変換アダプタを差し込み、USBメモリや外付けHDD を接続したところ、『SKYBOX VR Video Player』で問題なく見れました。

SDカードリーダーについては、全く認識されず、使えません。最近、SDカードも1TBなど大容量なものもあるだけに、残念です。

Meta Quest 2でUSBメモリや外付けHDDから動画を見たいとなると、SKYBOX VR Video Playerが必要になります。SKYBOX VR Video Playerは、セール中なら1000円以下で手に入ります。無料アプリ『DEO VR Video Player』には、現時点では、その機能がありません。

個人的に、『DEO VR Video Player』よりも『SKYBOX VR Video Player』の方が、見た目もシンプルで操作しやすく、保存した動画のサムネ表示も早いなど、使いやすいです。

Meta Quest 3は、アプリを介さなくても、USBメモリや外付けHDDが認識されるという話も聞いたことがあります。

数が多く、サイズが大きい動画ファイルを読み込む時に、大事なのが転送速度です。これが、遅い場合、動画ファイルを再生するための準備に時間がかかります。

SKYBOX VR Video Playerでは、最初に、USBメモリや外付けHDDから動画ファイルの情報やサムネなどのキャッシュを始めます。動画ファイルの数が多いと、これに時間がかかります。

動画が再生できるかどうかは、サムネを見れば分かります。サムネが表示されている動画は、すぐに再生できます。サムネが表示されていない場合、キャッシュ中で再生されず、エラーになります。

USBメモリも様々あり、容量だけではなく、どのUSBに対応しているかで転送速度が違います。2.0は最大転送速度が480Mbps、3.0は5Gbps、3.1は10Gbps(Gen 2の場合)、3.2では20Gbps(Gen 2 ×2の場合)です。

USBメモリを接続する機器が、どれに対応しているかも関係あります。USBメモリが3.2に対応していても、接続する機器が3.0の場合、転送速度は、3.0になります。下位互換はあるため、3.1なら、3.0、2.0、1.1でも動きます。

Meta Quest 2は、USB 3.1に対応していて、3.1 Gen 1のUSBメモリが使えます。3.1にも、 Gen 1 (5Gbps)とGen 2 (10Gbps)があるのですが、Gen 2の方が、Gen 1の2倍です。

『Gen』は、ジェネレーションの略です。読み方は、『Gen 1』は『ジェンワン』となります。

Meta Quest 2に、USBをTyep Cに変換するアダプタを付け、そこに、USBメモリ 3.1 Gen 1を接続しました。

その後、Meta Quest 2のSKYBOX VR Video Playerを起動すると、アクセスの許可が求められ、OKを押し、画面横の『USBファイル』から動画が再生できます。

外付けHDDも試したところ、問題なくできました。

USBメモリの場合、再生する動画ファイルの容量が何ギガと大きかったり、動画のファイル数が多くなると、かなり使い難くなります。

動画ファイルの情報を読み込み、サムネを表示するまでに、かなりの時間がかかります。動画ファイルの数が、数百になると、それだけでキャッシュされるまで30分以上は、かかりそうです。

この原因は、USBメモリの転送速度の低さにあるようです。動画ファイルが、1080Pくらいの画質のものなら問題なさそうですが、4Kくらいになると数GBになり、対応できないようです。

Meta Quest 2 のストレージが、それほど大きくないため、USBメモリや外付けHDDから見れないかなという友人の話が切っ掛けで、いろいろ試してみたんですが。

5GHzのWi-FiでPCとMeta Quest 2が接続できるなら、PCから動画を見るのが、手間も少なく、楽に見れます。これについては、『DLNAでPC動画を見る』で設定方法などを書きました。

ただ、友人の環境では、PCとMeta Quest 2を5GHzのWi-Fiでつなぐことができず、こうなると、外付けハードディスクと接続するか、USBメモリのようなポータブルSSDを使うかになりそうです。

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