クラフトできるVRゲームが好きなため、『The forest VR』、『サブノーティカ VR』に続き、『No Man’s Sky VR』も始めました。
『No Man’s Sky』は、どんなゲームかというと、宇宙を舞台に、様々な惑星を自由に探索し、発見を積み重ねるスペース・サバイバル・アドベンチャーゲームです。
上の動画は、PS5版です。見た感じ、マルチプレイが前提のゲームと思われそうですが、実際には、シングルプレイが基本になり、マルチプレイでも遊べるというものです。
惑星ごとに環境が異なり、見た目の違いもあるため、新鮮な気持ちで冒険が楽しめます。アイテムを集めて、土地の所有権を得れば、クラフトで建物を作り、自分だけの基地が作れる楽しさもあります。
最初、ちょっとした動作で解説が表示されるものの、ゲームにありがちな、動かし方のチュートリアルがありません。これは、やりながら覚える感じで、強いて言えば、ストーリー通りに進めることが、チュートリアルなのかもしれません。
『No Man’s Sky VR』の操作方法
・マルチツールの装備 右コントローラーを右耳近くでグラブ
・マルチツールの切り替え 右手首を指で選択
・周囲の分析 左コントローラーを左耳近くでグラブ
・走る 右アナログスティックの長押し
・宇宙船の呼び出し、アイテム表示、ビルド 左手首を指で選択
・集めた情報などの解説 左コントローラーのYボタン
マルチツールの装備では、向いている方向で反応し難いことがあり、少し頭の向きを変えながらグラブ(右手トリガーの下のボタン)を押す。
走る時は、右コントローラーのアナログスティックを長く押し込むと走り、押しっぱなしではなく、長押し後は、放しても、走るモードになる。
マルチツールの機能を拡張すれば、右手首の切り替えから、地面に穴が掘れたり埋めたり、未知の動植物の解析などもできます。左手首には、アイテム管理、宇宙船の呼び出し、ビルドの他にもいろいろあります。
セーブについては、自動で頻繁にセーブされます。宇宙船を降りたり、宇宙ステーションへ行ったりなどで自動セーブされ、他にも、ログを見ると、ちょっとしたタイミングで自動セーブされ、各施設にあるセーブポイントからセーブすることもできます。
敵にやられて、死んでしまった場合、死んだ位置の近くで次の世代として生き返り、死んだ場所に行けば、持っていたアイテムなどが回収できます。
このゲーム、それぞれの惑星が、とてつもなく広く、気温や気候、野生動植物の違いもあります。極寒の猛吹雪の中でのサバイバルもあれば、温暖で過ごしやすいところもあります。ゲームスタート時にランダムなのか、いきなり、大自然に放り出された状態から始まります。
個人的に面白いと感じるのは、言葉が通じない異星人とのやりです。それぞれの惑星に異星人が住んでおり、最初、言葉が全く通じません。
それが、その惑星に点在する『知識の石』や異星人とのやり取りで単語を少しずつ覚え、会話のところどころが分かるようになり、友好的な関係が築けたりします。
異星人は、最初、こちらに敵意を抱いていても、手持ちのアイテムをあげると和やかになったり、いきなり所持している武器を渡せと言われ、しぶしぶ手渡すとより強力な武器と交換され、意外といい人じゃないかとなったりします。
冒険中には、厳しい自然環境の他、海賊に狙われ攻撃されたり、突然、海賊の宇宙船が飛来し、戦闘状態になり、自機で加勢すれば、大きな報酬がえられたりなど、いろいろあります。何が起こるか分からないところが、新鮮で面白いです。
ストーリー通りに、ある程度、進めて、こういう世界というのが掴めたところで、後は、好きなように自由気ままに過ごすか、ミッションを進めるか、そんな進め方が無難です。最初から自由にだと、装備も整っておらず、かなり厳しいです。
このゲーム、Steamでは、高評価でレビュー数も圧倒的に多い人気のゲームです。2016年にリリース後、現在も頻繁にアップデートが行われていて、次々と新たな要素が加わっています。
このゲームの世界観が気に入るかどうかで意見は分かれるのですが。私自身は、毎日のようにプレイするというよりは、強いストレスを感じたり、調子がさえない時に、ちょっとやってみようかとなることが多いです。
定期的に大規模アップデートもあるため、新鮮さが損なわれないというか、次に何が始まるのかという期待も持てるため、終わりがないところもあります。
このゲームをVRでプレイするには、PS5とPSVR2のPSVR2版か、PCとVRヘッドセットのPCVR版になります。私は、PCVR版です。PCVRで遊ぶためには、Steamで購入し、無料アプリ Steam VRを通じてプレイすることになります。
私のPCは、Win11、CPUがi5-10505、メモリー 32GB RAM、グラフィックボード GeForce GTX 1080 Ti、3TBのHDDなのですが。

このPCだと、グラフィックは、プリセットで各項目が『高』なら問題なく動き、その上の『ウルトラ』だと厳しいです。テクスチャ品質と惑星品質を『ウルトラ』、他を全て『高』より下の『エンハンスド』に設定しても、普通にプレイできました。
テクスチャ品質と惑星品質を『ウルトラ』にすると、ゲーム中の映像が綺麗めになるのですが。それでも、VRの場合、見える範囲が液晶モニターに比べ、圧倒的に広いため、近くは鮮明でも、遠くは、ややぼやけた感じになります。
私の場合、お笑い芸人さんの公式 YouTubeを聞きながら、このゲームをすることも多く。今は、全ての設定を『高』より下の『エンハンスド』に下げているのですが、変わらない感覚で遊べています。
『ウルトラ』でも、PCモニターで見るような鮮明さやシャープさは、VRだと無いため、だから、あまり変わらないように感じるのかもしれません。
グラフィックの設定では、どこを上げると必要になるVRAMがどのくらいか、ここを上げれば、CPUやGPUに負荷がかかるなど説明が細かいため、自分のPCに合わせ、ある程度の調節ができます。
個人的には、この設定でも、VRゲームで問題なく遊べるという感覚なのですが。もっと高画質な映像で楽しみたいとなると、PSVR2版の方がやりやすいかもしれません。
この『No Man’s Sky』をVRでプレイしていると、別の世界にいるという感覚になります。宇宙船に乗り込み、地上から上空に向かって飛べば、大気圏を抜け、宇宙に出ます。
この一連の流れが、シームレスで区切りがないため、別世界な雰囲気がそのまま続きます。我に返る切っ掛けが無く、余計なことも考えられず、気づけば、VRのバッテリが切れるまでやってしまうくらいです。
私がいる惑星では、徒歩で目的地まで、リアルに24時間ほどかかる場合、宇宙船に乗り、ブーストをかけて飛行すれば、2,30分ほどになり、一旦、宇宙に出て、惑星沿いに飛行し、再び大気圏に突入すれば、目的地まで2分ほどで着いたりします。
惑星一つでも、これだけ広いのですが、そんな惑星の数が、1800京あり、天文学的な数字です。京(けい)は、兆の上なため、18,000,000,000,000,000,000になるのですが。これは、発売当時の話で、現在は、惑星が増えています。
これだけ、広大な世界が広がっていると、100万人が同時プレイしても、同じ惑星でプレイヤー同士が出会う確率は、非常に低く、ほぼ見かけることがありません。
他のユーザーと偶然出会うことは、ほぼないのですが。ゲームを始める際に、『マルチプレイ』を選び、募集中のミッションに参加することでマルチプレイも可能です。後からマルチプレイ要素が加わっていて、基本的には、シングルプレイのゲームです。
もっともマップが広いオープンワールドのゲームが、この『No Man’s Sky』です。その広さは、マインクラフトの8兆倍と言われています。
このゲームを制作した『Hello Games』は、2008年に設立されたイギリスのゲーム会社です。代表作が、この『No Man’s Sky』です。
このゲームは、VRでプレイすれば、現実の世界から離れた感覚になり、発見や驚きもあるため、冒険感が味わえます。
こんか方にオススメ
・SF好きな方
・自分で目的を決める方がいい方
・宇宙船を操縦するとテンションが上がる方
・戦闘もいいけど、探検や冒険を楽しみたい方
・別世界で自由に過ごしたい方
・他を稀に見かける程度で、シングルプレイがいい方