年末、実家に帰省した際、自力で車止めを取ることに。必要な道具さえ揃えれば、意外と簡単に外すことができました。
この車止め、外構業者さんから強く勧められ、取り付けたものです。当時、父が乗り気ではなかったものの、あった方がいいのかもしれないとも思ったようです。
ところが、これがなければ、もう一台、車が止められるとなり。さらに、母が、それにつまずいて、転びそうになったことから、無い方がいいんじゃないかと外すことにしました。
取り付けた 外構業者さんに連絡するのも、やや気が引けるため、自分で外せないものかとネットで調べたところ、意外と簡単に外れるとあり、やってみることに。
ネットに書かれていたことは、ハンマーで車止めをずらすように叩けば取れるとあり、車止めが壊れてもいいなら、簡単に取れるという話でした。
そこで、叩く部分が、約1.8㎏の『大五郎 両口ハンマー 4P (4ポンド)』、コンクリートが割れた時に補修する『アサヒペン 床用ひび割れ補修材(コンクリート用) S022 グレー系 600G』を注文しました。

前々から、この話が出ていたため、道具を先に用意していて、そろそろやってみようかとなりました。

これが問題の車止めです。それほど大きなものでもなく、見た感じでは、貼り付けただけのように見えます。
4ポンドハンマーで叩けば、余裕で取れるだろうと思い、思いっきり叩くも、全く動かず。車止めそのものも頑丈で、表面が薄くはがれ落ちた程度で、簡単に砕けるものでもないです。
車止めとコンクリートの間には、樹脂っぽいもので貼り付けられており、それは引っ張ればはがれるものの、車止めの真ん中部分が、どうなっているかは分かりません。
それなら、車止めを上方向に持ち上げればと思い、バールの先を隙間に差し込んで持ち上げようと、『TRUSCO 平バール 750mm THB75』も注文。
長ければ長いほど、重いものも動かしやすいだろうと思い、ちょっと長めに、75cmを選びました。その後、隙間に打ち込む タガネを買うかどうか迷うも、とりあえず、バールだけにしました。

4ポンド(約1.8kg)のハンマー、75cmのバール、コンクリートの補修材の3つで、車止めが外せました。様子を見ながらやったため、1時間ほどかかっています。


車止めとコンクリートの間に、バールの先を入れ、ハンマーで叩きながら押し込み、後は、テコの原理で持ち上げます。
持ち上げたときに、思ったよりも車止めが重く、急に外れて持ち上がった感覚もないため、気づいたら持ち上がっていた感じです。

持ち上げたところ、下に金属の棒が2本あり、真ん中に接着剤、その周りをゴムのようなものを塗って取り付けられていました。
車止めもいろいろあり、ブロックを接着剤だけで付けたものもあれば、金属の杭を打ち込み固定されているのが見た目で分かるものなど様々。これは、見た目はブロックだけですが、下に金属の棒があるタイプです。
もともと、接着剤で固定されているだけと思っていたため、重めのハンマーにしたのですが。このくらいの重さがあると、バールの先を隙間に簡単に押し込むことができ良かったです。バールも、長さがある分、難なく車止めを持ち上げられました。
ハンマーの重さといい、バールの長さといい、適当に選んだ割には、ちょうど良く。これより小さいものを選んでいたら、一人ではできなかったかもしれず、できたとしても、かなり時間と手間がかかりそうです。

車止めを抜いた後、2つの穴が残り。そこに、コンクリートの補修材を流し込みました。5℃でも、表面は約6時間で硬化、内部硬化は約30時間というものです。

補修材が固まると、こんな感じになります。後は、固まった 接着剤をそぎ落せば、コンクリートも汚れてくるため、目立たなくなります。
車止めをどう取り付けたかが分かれば、もっと簡単にやれた気もするのですが。それが分からないときは、最初から、バールで持ち上げるつもりでやった方が、いいかもしれません。
ちなみに、業者さんに車止めの撤去を依頼すると、1万円前後になります。外した後も綺麗にと考えたら、業者さんに依頼した方が良さそうですが。とりあえず、車止めを外したいだけなら、自分でやった方が、大分、安く済みます。